バッハ・イン・ザ・サブウェイズはバッハの誕生日を祝ってバッハの音楽を道行く人々にお届する世界的イベントです。この運動はクラシック音楽を次世代に繋ぐ種まきを目的とするものです。ニューヨークの地下鉄で一人のチェリストが一日中バッハの音楽を演奏し、年を追うごとに参加する音楽家たちが増えてきました。バッハ・イン・ザ・サブウェイズは創始者のチェリスト、デール・ヘンダーソン氏が地下鉄で演奏したことから名付けたものです。彼はクラシック音楽がこの世から消えてしまわないためにバッハが最高の使者になってくれると考えました。また彼はこのイベントでは無料演奏、一切の金銭的な活動を排除することを義務付けました。この趣旨に賛同する音楽家たちが、プロアマ問わず、今では世界40か国、150以上の都市で、バッハの誕生日を祝ってバッハの音楽を演奏しています。山口県では「やわらかなバッハの会」が新山口駅の南北自由通路(緑の壁)で8時間のライブを繰り広げました。

スタートは朝9時、キーボードソロ で 《 イギリス組曲2番 BWV 807 》  
続いてご夫婦によるヴァイオリン&キーボード で 《 われは心より汝を愛す、おお主よBWV 340 》
一組15分間の演奏ですから、各組プログラムにない曲も幾つか演奏しました。
2台のキーボードで 《音楽の捧げもの 2声の蟹行カノン BWV 1079 》 
テナーソロ で 《 われらが神は堅き砦 BWV 302 》                   
リコーダーソロ による 《 無伴奏チェロ組曲1番 BWV 1007 》                            
トランペットで 《 主よ人の望みの喜びよ BWV 147 》
フルート&リコーダー&ヴァイオリンで 《音楽の捧げもの トリオソナタ BWV 1079 》
ヴァイオリンで 《無伴奏ヴァイオリンパルティータ  シャコンヌBWV 1004 》
ピアニカで 《 G線上のアリア 》
ジェンベ&ヴォーカルで 《 無伴奏チェロ組曲1番 BWV 1007 》
リュートで 《 リュート組曲 BWV 995 》
ヴォーカルのデュエットで 《 インヴェンション1番 BWV 772 》
ギターリ&コーダーで 《 フルートと通奏低音のためのソナタ BWV 1033 》
キーボードソロで 《羊は安らかに草を食み BWV 208 》

無伴奏チェロ組曲1番 BWV 1007 を歌ったり、リコーダーで演奏したりと新鮮な驚きもありました。
以下はプログラムに掲載された曲目のみ書いておきます。

平律クラヴィーア曲集1巻5番 BWV 850
おお人よ汝の大いなる罪を嘆け BWV 622
チェンバロ協奏曲5番 アリオーソ BWV 1056 
平均律クラヴィーア曲集1巻1番 BWV 846
われはここ飼葉桶のかたえに立ちて BWV469
天にまします我らの父よ BWV 636
プレリュードBWV 998  
平均律クラヴィーア曲集1巻3番 BWV 848
フーガ ト短調BWV 578
平均律クラヴィーア曲集1巻12番 BWV 857
フーガの技法》8度のカノン BWV1080
平均律クラヴィーア曲集1巻4番 BWV 849                             
目覚めよと呼ぶ声あり BWV 645
ゴルトベルク変奏曲 アリア BWV 988

上記以外に書ききれないほど沢山のバッハ作品でもって、一日中、駅の通路は満たされました。
バッハの誕生日を祝って。
日頃コンサートに行かない方も通りすがりにバッハの音楽を耳にしてくださったことと思います。また長時間立ったままで私たちの音楽に耳を傾けてくださった方も沢山おられました。心より御礼申し上げます。