「Bach We Are Family (バッハ 私たちは家族です) 」これは世界最大のバッハ音楽祭の2020年のテーマである。2019年のテーマは「バッハ・宮廷作曲家」2018年は「バッハ・サイクル」であった。ちなみに1021年は早くも「バッハ・救世主」と決まった。

ドイツ各地のバッハ一族がひと所に集まり、気の置けない仲間同志で即興演奏などを楽しむ会を毎年行っていたということから、2020年のテーマが決められた。今やバッハを愛する人達は世界中に広がっており、その人達がライプツィヒに集まってバッハ一族の音楽を楽しもうというテーマである。世界6つの大陸からバッハを愛する合唱団やアンサンブル団体が We Are Family としてBachfest 2020 に招かれることになった。我が Soft Bach Society Yamaguchi も日本を代表してライプツィヒの教会で「日本人のバッハ愛、バッハファンタジー」というプログラムを組み、6月14日午後3時にコンサートを開催する。チケットは17ユーロ(2000円)である。曲目は以下のとおり。
1、来ませ聖霊主なる神 BWV 651   
2、フルートソナタ ロ短調 BWV 1030   
3、ヴィオラ・ダ・ガンバ ソナタ ト長調 BWV 1027
4、すべては神と共にあり BWV 1127
5、来ませ聖霊主なる神 カンタータ BWV 59 より
6、われらに平安を与えたまえ ミサ曲ロ短調 BWV 232 より 
, Soft Bach Society Yamaguchi(日本), 音楽監督:橋本絹代

ライプツィヒ・バッハ音楽祭の総監督はDr.Michael Maul である。
バッハ音楽祭はライプツィヒ・バッハ資料財団が主催し、研究と演奏を結び付けているのが特徴である。研究部門長である彼は新しいバッハ研究と演奏を提案しようとしているようだ。2019年8月に彼は当会の招きに応じて山口県に来られ、レクチャー「知らぜらるアリア ”すべては”神とともにあり BWV 1127” の驚くべき発見ストーリー」と同曲のヴァイオリン演奏を披露してくださった。彼は音楽の友社のインタビューに答えて「圧倒されましたよ。とくに山口では第6回バッハ礼讃音楽祭に参加して・・・・とにかくみなさんのバッハ愛が感動的でした」と語った。
また彼はライプツィヒ・バッハ音楽祭の説明をした後で「バッハの音楽は時代、地域、宗教を超えた普遍的な音楽です。バッハで世界を一つにするのが私の課題だと思っています」とも語った。
東京から新幹線で山口県に来る途中で広島の原爆ドームを実際にご覧になって更に深く感ずることもあったのではないだろうか。

当会は設立当初から、柔軟なバッハ思考でプロアマ一緒になって楽しむという目的をもって活動している。バッハ演奏を一部の古楽のプロだけのものにしてはならない。一般の人が楽しんで演奏できるバッハにしなければバッハの本当の価値がわかってもらえないのではないだろうか。当会は簡単な調に移調することや、さまざまな楽器編成で自由に演奏している。固定観念にとらわれないバッハ解釈を理論的に音楽学会で発表し、その理論を実践していることが高く評価されている。バッハ音楽祭総監督Dr.Michael Maul もSoft Bach Society を評価してくださる一人であり、バッハ音楽祭への招待状を送ってくださった。今後ますますバッハの音楽を広める活動を日本やアジアから力強く発信していきたいと思う。