やわらかなバッハの会 Soft Bach Society

先入観念にとらわれることなく、バッハの音楽に親しむ会です。
創設者 音楽監督 橋本絹代
Soft Bach Society Yamaguchi founder and director Kinuyo Hashimoto

十字架につけられ

ロ短調ミサ曲 BWV 232の第17曲 「十字架につけられ」 をドイツのメタル・バンドが熱狂的に演奏。ライプツィヒ・バッハ音楽祭芸術監督のマウルさんがSelin Schonbeckさんの演奏に感動して、この曲をリクエストされたそうです。彼は歌手、ピアニスト、ギタリスト、ベーシスト、トロンボーン奏者、ウクレレ奏者、トランペット奏者、ドラマー、クラシック歌手、作曲家、作詞家、プロデューサーということで革新的なバッハです。


バッハ・イン・ザ・サブウェイズ

バッハの誕生日を祝ってバッハの演奏をする “バッハ・イン・ザ・サブウェイズ” にSoft Bach Society Yamaguchi も参加します。これはニューヨークのチェリストのヘンダーソンが創始した国際的イベントです。Bach in the subways は 彼がニューヨークの地下鉄でチェロ組曲を演奏したことから始まりました。

今年、外国ではコロナの影響下で残念ながら参加できない団体が多いようですが、山口県では新山口駅での演奏許可が出ました。昨年は自粛要請でやむなく中止でした。
コロナ禍は音楽家に多大な影響を与えましたが、収入減少というマイナスだけではなく、プラスの面もありました。それは、バッハ演奏が古楽の枠に留まらなくなったことです。例えば、今までバッハ演奏をしなかったピアニストのラン・ランがゴルトベルク変奏曲をリリースするなど、バッハに回帰する音楽家が増えてきたことです。ますますバッハが多くの人に演奏されるようになることを願って、今年も新山口駅で精一杯演奏したいと思います。
プログラムをご覧ください。 
https://bachinthesubways.org/performance/soft-bach-society-yamaguchi/

バッハマラソン

パンデミックに阻まれてしまった ライプツィヒ・バッハ音楽祭 2020 のかわりに, 昨年はオンラインのバッハマラソンが行われました。そのオープニングコンサートは カンタータBWV29、第1曲シンフォニアと第2曲の間に、ライプツィヒ市長とバッハ音楽祭芸術監督(マウルさん)の長い挨拶がありますので、そこを飛ばしてお聴きください。聖トーマス教会でソーシャルディスタンスを取り、無観客で演奏。トマスカントルのシュヴァルツ指揮、ザクセン・バロックオーケストラとその他のメンバーの演奏です。Soft Bach Society Yamaguchi はバッハマラソン2日目にオンラインで出演しました。
カンタータBWV 29

ウィーンのバッハ像

1437891930

これは1911年にウィーン学友協会ホールに設置されたバッハ像です。ニューイヤーコンサートのライブ中継で有名なホールの奥の方に立っています。ライプツィヒのトーマス教会の南側に立つあの有名なバッハ像以外にも、たくさんの場所にバッハ像が存在します。バッハはアイゼナハ、オールドルフ、リューネブルク、ヴァイマール、アルンシュタット、ミュールハウゼン、ケーテン、ライプツィヒと住む場所を変えましたが、ドイツにしか留まらなかった音楽家です。そのためウィーンにバッハが滞在したということは一切ありません。しかし、ウィーンに滞在したあらゆる音楽家に影響を与えたのはバッハです。

クリスマスオラトリオ 第6カンタータ

クリスマスオラトリオ第6部BWV 248-6 のビデオをご紹介します。トランペットとティンパニー以外は、すべてモダン楽器で、モダンピッチによる演奏です。

第一トランペットとティンパニー奏者は、Soft Bach Society Yamaguchi がオンライン共演した "ロ短調ミサ曲" においてバロックピッチで演奏しておられた方です。第一トランペットのドレスさんがこのビデオを送ってくださいました。

バッハの時代は、標準ピッチという概念が存在せず、ピッチは町ごとに違っていました。では何故、415Hzで半音低いのがバロックピッチと言われるようになったのでしょうか?バッハ以前のアーロン(Aaron 1480-1550)は鍵盤楽器の調律法について「最初のC音を任意のピッチにおいてよい」と教えました。更に遡れば、グレゴリア聖歌は楽譜が発明されておらず、歌い手の歌いやすいピッチで口伝してきました。ピッチは常に様々なピッチの共存状態でした。
もし、バロックピッチを半音ではなく、4分1音低いと仮定すると、殆どの楽器は大丈夫でも、鍵盤楽器は対応できません。半音低いなら半音移調することで鍵盤楽器も対応できます。バッハの時代には存在しなかった標準ピッチの概念ですから、我々の都合で、特に鍵盤楽器の都合で、バロックピッチを415Hzと決めたのは現代人と言えそうです。標準ピッチA=440Hzの場合、純正のAsは422.4Hz、純正のGisは412.5Hzであり、415Hzは妥協的な半音低い音ということになります。鍵盤楽器の場合、AsとGisは異名同音として、どっちつかずの妥協的同一ピッチにならざるを得ません。バッハ自身は、ピッチにこだわらず、場所により、機会により、楽器により、高くも低くも様々なピッチで演奏していたと思われます。

聖トーマス教会、2021年1月6日顕現節 の録画です。

レクチャーとコンサート

Emmanuel Music Boston (USA) は 私たちと同じように、” Bach We are FAMILY” の一員としてBachfest 2022 に招待されている団体の一つです。この団体が、世界的に有名なバッハ研究者である Michael Maul のレクチャーと、リモート演奏を、この度配信しました。バッハの演奏団体が演奏のみに留まらず、真のバッハ研究者とコラボするのは、未だ珍しいことと言えますが、Soft Bach Society Yamaguchiは世界に先駆けて2019年8月に実現しました。旧県会議事堂で開催したバッハ礼讃音楽祭に、ドイツからマウルさんを招待して、レクチャーとコンサートを開催したのがそれです。
Emmanuel Music Boston と Soft Bach Society Yamaguchi で、Maulさんのレクチャーを添付します。

無伴奏ヴァイオリンパルティータ BWV 1006

カンタータ BWV 29 の第1曲は BWV 1006 の第1曲からの編曲です。ヴァイオリンの方も聴いてみてくださいね。佐藤俊介さんの演奏を添付します。彼は2018年にオランダバッハ協会 の 芸術監督に就任しました。
私たちがヨハネ受難曲に自撮りビデオでオンライン出演した時、彼もヴァイオリンのコラール演奏でビデオ参加しておられました。

トーマス教会からのライブ

バッハの聖地、ライプツィヒのトーマス教会からの6月のライブ。パンデミックのため、教会は20名しか入ることができませんでした。たった3人で革新的ヨハネ受難曲を演奏。それにトーマスカントルのシュヴァルツ、歌手4名、バスコンティヌオが加わりました。テレビ曲の技術者らを加えてら総勢20名。
Soft Bach Society は幾つかのコラールにオンラインで出演しました。このビデオは第14曲のコラール
Petrus, der nicht denkt zuruck

バッハマラソン

延期されたバッハ音楽祭の替わりにバッハマラソンが行われました。週末に6時間ずつのバッハマラソンはトーマス教会とニコライ教会からのライブ配信とビデオによるストリーム。Soft Bach Society は唯一の日本の団体としてビデオを提出し、ストリームされました。曲目は以下のとおりです。
◆われらに平安を与えたまえ(ロ短調ミサ曲より BWV 232)
◆われ飼い葉桶の側に立ち BWV 469
◆すべては神とともにあり BWV 1127
◆G線上のアリア

特別企画のヨハネ受難曲 (BWV 245) は世界の合唱団やミュージシャンがリモート共演しました。当会もいくつかのコラールを歌いました。その中の一つ、第17番のコラールを紹介します。Soft Bach Society のメンバー2人が、トンコープマンなどと共演しています。オルガンを弾いているトンコープマン、ピアノを弾いている即興の名人ルドルフ・ルッツ、バス歌手でバッハメダル2019の受賞者クラウス・メルテンス、バイオリンを弾いているバッハ音楽祭芸術監督ミヒャエル・マウル 。

延期!バッハ音楽祭

IMG_20200430_144546IMG_20200430_234701



「音楽の友」5月号に、やわらかなバッハの会=Soft Bach Society の記事が掲載されました。
今年6月に開催予定だったライプツィヒ・バッハ音楽祭は2022年に延期されました。今年のテーマ「バッハ私たちは家族です=Bach We are FAMILY」はそのまま2年後に持ち越されることになりました。
やわらかなバッハの会は2年後にライプツィヒ・バッハ音楽祭に出演することを目標に努力していきます。
やわらかなバッハの会
〒753-0072 山口県山口市大手町
3−6 大手町ビル4F
毎週土曜日15:00 PM

お問い合わせはこちら

マンスリーバッハ(毎月第2日曜日)
午後3時〜4時
場所:新山口駅構内 他

ライプツィヒ・バッハ音楽祭 
"Bach We are Family"
2022年6月12日
ライプツイヒ福音改革教会

<プロフィール>
やわらかなバッハの会 
会長 橋本絹代
新しい鍵盤楽器記譜法「イコール式」の創始者

子供の頃、父と一緒に、バッハのフーガをピアノ分担奏で弾くことによって、声部進行を直感的に学び取り
バッハのとりこになった。
初級者でもバッハのフーガを楽む方法を提案している。

2007年 世界で初めての楽譜《イコール式バッハ平均律クラヴィーア曲集》カワイ出版 

2009 音楽書『やわらかなバッハ』春秋社

2013「やわらかなバッハの会」設立

2014 バッハ礼讃音楽祭 (於 旧県会議事堂) 毎年開催

2016 バッハ・イン・ザ・サブウェイズ (於 新山口駅構内)毎年開催

2017 Bach Network UK 対話会議研究発表 (於 ケンブリッジ大学)

2017 Prof.Yo Yomita (富田庸) 講演会「バッハを嗜む」主催(於山口大学)

2018 Thomas Cressy 明治150年記念「日本の明治時代におけるバッハ受容」

2019 Michael Maul アリア「すべては神と共にあり」の驚くべき発見物語

イコール式とは「鍵盤楽器においてどの調も皆同じ」という意味です。
なぜなら12等分平均律の鍵盤楽器における調性とは、ただ高さのみによって識別される2つの旋法、すなわち長調と短調の性格だけに限られるからです。
12等分平均律は勿論のこと、不等分音律を前提に論じたマッテゾンでさえも「どんな調もそれ自体では、その逆を作曲し得ないほど悲しかったり楽しかったりすることはできない」と述べています。
例えば WTC《バッハ平均律クラヴィーア曲集》の中のロ短調フーガを見てみると。1巻はゆっくりと厳粛な宗教性、2巻は軽快な輪舞であり、同じ調で書かれたとは信じがたいのです。またWTCに簡単な調から遠隔調に、バッハ自身が移調して仕上げた作品も含まれています。バッハがWTCの調性にさほどこだわってなかったことは明らかです。それならば初心者は難しい調は簡単な調で、更にそれをアンサンブルで楽しむことが大切です。
やわらかなバッハの会は既成概念にとらわれず、自分自身の判断で音楽の本質を探究するこを大切にしています。


世界唯一! 平均律クラヴィーア曲集の移調
音楽の構造が良く解る










Amazon


<イコール式の意味>
*12等分平均律の鍵盤楽器においてはどの調も同じ(イコール)です *フーガの各声部は主従関係ではなく対等(イコール)です *12等分平均律の調律法はイコール・テンペラメントと言います *音名と階名が同じ(イコール)読み方です
Archives
記事検索

イコール式チラシ
  • ライブドアブログ